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内子のC12

5月30日火曜日。雨のち曇り。朝は19℃、日中は24℃。湿度が高くてジメジメと蒸し暑い一日になりました。

今日のクリニックは朝から混雑。昨日は雨で出控えていた方々が今日は出て来られた様です。“月末までに・・・”なんて方も多かったようで、午後になっても混雑が続きました。

さて今日は5月5日の続きを・・・。

伊予大洲から内子へ移動。内子駅は新幹線かと見紛う程立派な高架駅で駅舎は高架下にありました。

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かつて内子線は予讃線の五郎駅から分岐して内子駅に至る盲腸線でしたが、1985年に向井原駅から内子駅までの予讃線支線区間が開通してからは、予讃線の短絡ルートに組み込まれて特急列車が行き交う路線となりました。伊予大洲駅のホームに掲げられていた路線図をご参照下さい(再掲)。

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駅前ロータリーの真ん中には、かつて盲腸線だった時代に使われていたC12形蒸気機関車が鎮座していました。

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C12形蒸気機関車は簡易線向けに作られた軸重が軽くて運転コストが安い小型機関車。かつての内子線のような距離の短い盲腸線にはピッタリ。

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製造は昭和7年(1932年)から昭和15年(1940年)までと、戦後の昭和22年(1947年)に鉄道省(国鉄)向けが282両、鉄道省以外に納入されて後に鉄道省に引き継がれたものが11両、計293両製造されています。

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石炭や水を積み込む炭水車(テンダー)は付いていないタンク式機関車。水は両サイドのタンクに抱え、石炭は運転台後部に背負っています。

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炭水車の付いているテンダー式機関車に比べると積める水も石炭も少ないので、補給無しに遠距離を走ることは出来ません。でもその分小回りが利いて軽量。運転席から後方の視界も良好です。

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この231号機の履歴を辿ると、名古屋の日本車両で1939年9月21日に誕生。仙台、小牛田、長町、会津若松、福島など、主に東北南部で活躍の後、1969年7月12日付で宇和島へ転属となっています。

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その後、内子線で活躍した様ですが、四国の輸送近代化は全国の中でも早くて1970年(昭和45年)3月限りで蒸気機関車は全廃されています。最後まで残ったのが牟岐線、鳴門線、そして内子線だったのでした。

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従って活躍期間は短くて1970年(昭和45年)3月で引退。四国での活躍は僅か8か月程度だったようです。帳簿上は1970年5月28日付で廃車になっています。

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内子線最後の蒸気機関車ではありますが、無煙化直前のショートリリーフだったようで・・・。

さて内子の街へ向かいますが、続きはまた後日に~。

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