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雑司ヶ谷界隈

1月4日金曜日。晴れ。朝は0℃、日中は10℃。今年は3が日を過ぎてもう1日だけお休みを頂いておりました。

朝から天気が良かったので副都心線の雑司が谷駅で下車。どうして雑司が谷駅かって?。それは今まで降りたことがない駅だから。1番出口から地上へ上がると目の前に都電荒川線の線路が。東京メトロの雑司が谷駅と都電荒川線の鬼子母神駅が隣接していることを今回初めて知りました。地上に出たところには地図はありませんでしたが、目の前の塀には道案内が!。う~ん、なかなかの傑作です。

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道案内どおりに鬼子母神駅前の踏切を渡ると鬼子母神への参道がありました。

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ここの欅並木は都天然記念物なんだそうです。

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道沿いに昔の写真が掲げられていました。かつては立派な欅並木だったようですが・・・。

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今ではチョッと心配な状態でした。

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欅並木の突き当りを左に曲がると鬼子母神堂が見えて来ました。

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ここは近くのある法明寺という日蓮宗のお寺の飛地境内。1561年に現在の目白台の池のあたりで掘り出された鬼子母神像を東陽坊(のちに法明寺に合併)というお寺に祀ったのが始まりなんだそうです。

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現在の本殿は1664年に建立され、その後拡張されたもの。関東大震災や第二次世界大戦でも奇跡的に焼けずに残ったんですね~。

鬼子母神は仏教の女神の名前で、多くの子がありましたが、生来邪悪で他人の子供を殺して食べるので、仏はその最愛の一児を隠して子を食う罪をさとし、以後仏教に帰依して守護神となったそうです。・・・ということで安産・子育(こやす)、時に盗難よけの神として長らく信仰されているそうです。

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ここに祀られている鬼子母神像は会得後の優しいお顔の像なので「鬼」の字から“角”を取った字が正式に使われているそうです。

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安産も子育も今や関係がありませんが折角なのでお参り。おみくじを引いてみたら、なんと大吉でした!。一昨日の金沢での初詣では小吉だったので、今年はこちらを採用することにしよう!(そんなの許されるんでしょうか~??)。

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境内では「すすきみみずく」が売られていました。これは昔、貧しさゆえに病気の母親の薬を買えなかった娘が鬼子母神に祈ったところ、夢の中に鬼子母神が現れて、「ススキの穂でみみずくを作り、それを売って薬代にしなさい」と告げたというのが始まりだそうです。 そんなことで境内のベンチや石碑にはみみずくが登場。

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さらに境内には倉稲魂命(うけみたまのみこと)を祀った古社武芳稲荷や・・・。

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日本最古の駄菓子屋さん(1781年創業)でジブリ映画「おもひでぽろぽろ」にも登場する上川口屋さんも。

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さて一通り境内を散策して、改めて鬼子母神で頂いた地図を眺めて見ると、まだまだ周辺には七福神や名所・旧跡がたくさん。

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でも先ずは腹ごしらえを・・・とキョロキョロしていたら、すぐ目の前に小洒落たフレンチ割烹のお店「zoshigaya miyabi」がありました。急遽そこでランチにすることに。偶然入ったお店でしたが、なかなか手の込んだ本格的フレンチでとっても美味でした。

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身体が温まったところで再び散策開始。周辺には“昭和”が残っているところもここかしこに。

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今度は都電荒川線の踏切を渡って東側へ。

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細い路地裏を通って雑司が谷旧宣教師館へ。

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ここは明治40年にアメリカ人宣教師マッケーレブが自らの居宅として建てたもの。豊島区内に現存する最古の近代木造洋風建築だそうですが、なんと本日まで正月の休館でしたので外観を眺めるだけで中に入れず。残念~。

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ここまで来れば雑司が谷霊園まではすぐ。正月に墓地というのもなんですが、急遽有名人の墓所巡りをすることに・・・。下の立派な墓石は夏目漱石の墓。

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さらに永井荷風。

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そして小泉八雲。

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その他、東條英機、泉鏡花、いずみたく、江戸家猫八、荻野吟子、尾上菊五郎、金田一京助、サトウハチロー、ジョン万次郎、竹久夢二、千葉定吉、東郷青児、等々の偉人の方々が眠っていらっしゃるそうですが、全てを巡ることは到底叶いません。寒くなって来たのでそろそろ帰らねば・・・。

墓地を出て都電荒川線の雑司ヶ谷駅から線路沿いを鬼子母神駅へ向かって歩いていると・・・。

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線路の反対側に鳥居が見えたので、チョッと立ち寄って見ました。ここは雑司が谷大鳥神社といって1712年に鬼子母神境内に創祀され、以来厄除けの神として尊崇されていましたが、明治維新神仏分離で現地に移された神社だそうです。

下の写真は境内から入口を見たところ。

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社殿の前には茅輪(ちのわ)が設置されていました。これは6月15日ころから6月30日までと12月30日ころから1月10日ころまでの年に2回設置され、これをくぐることによって疫病や罪穢が祓われるとのこと。

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チャンとくぐり方の解説を記した掲示板が設置されていましたので、左、右、左と8の字を描くように3回くぐりました。

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そして社殿にお参り。

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あれっ、賽銭箱は??

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社殿に向かって右手には七福神の恵比壽神が祀られていましたが・・・。

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社殿の賽銭箱に似た袋に恵比壽さんが乗っていました。

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再度線路を渡って東側を鬼子母神駅に向かえばほどなく東京メトロの雑司が谷駅。

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ここらで時間切れのため帰宅の途に。

結構歩いたようでしたが、移動距離はごく僅かでランチのカロリーすら消費するに至らず。正月期間全般のin-outバランスは明らかにin overで、帳尻合わせは明日以降に委ねられることに・・・。明日以降、仕事頑張ります~。

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