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透析医療について 血液透析: 2008年3月アーカイブ

慢性腎不全末期となり透析導入が近くなったとき
透析療法の選択を迫られます。
血液透析にしますか?腹膜透析にしますか?
急に聞かれてもわからないですよね。
当院では早めに透析療法の情報を患者さんにお知らせします。
でも患者さんによっては
「まだ大丈夫でしょう。そんなに透析にしたいのですか?」
と聞かれることもあります。
透析は適切な時期に導入します。
たとえば腹膜透析を希望される場合
血液透析より早めに透析導入をします。
透析をするからといってもおしっこがすぐに出なくなるわけでもありません。
残腎機能といって尿量を維持できれば出来るほど
腹膜透析の管理がしやすいのです。
腹膜透析に適応がある患者さんには
特に積極的にお勧めしています。
仕事で出張が多い患者さんには腹膜透析が良いと思います。
ただし自己管理がしっかりと出来そうな患者さんにお勧めしています。

しかし腹膜透析も万能ではありません。
現在の段階では5年がひとつの区切りと思われます。
腹膜透析で透析導入をして5年
その後は血液透析へ移行するのが望ましいと思います。
その間に移植の計画を建てられれば最高ですね。
現在、腎機能が低下して生命の維持が不可能になった患者さんは
人工腎臓つまり透析という補助人工臓器で生命を維持することが出来ます。
腎臓だけが唯一人工臓器として確立した治療といえるでしょう。

そして透析には腹膜透析と血液透析の2種類があります。
日本においては90%以上の患者さんが血液透析を受けています。
この比率は世界の国々で異なり、その国の事情を表しているともいえます。

現在、当院では慢性腎不全保存期と透析(血液透析)を主に診療しております。
今後、腹膜透析も診療できるようにしたいのですが、
まだまだ準備が出来ておりません。

しかし、当院では残念ながら透析導入される患者さんには
必ず腹膜透析と血液透析の説明をしています。
若年の方で仕事をがんばっている患者さんには
腹膜透析をお勧めしております。

はっきり言って腹膜透析はまだ当院ではしていないのですから
病院経済的にはマイナスです。でもそれが当院の方針なのです。
私たち医療法人財団 翡翠会は
全ての透析患者さんが最高の環境で
透析治療を受けられるように日々努力しています。
全ての透析機械が血液透析ろ過対応(最高機種)なのも
その治療方針を全うするためです。
透析機械は車と同じです。
最高の車は乗り心地がよいと思いますし、
いろいろな意味で安全性が優れています。